上場会社は倒産リスクを投資家に伝える必要があります「継続企業の前提に関する注記」と「継続企業の前提に関する重要事象等」があり、注記の方がより倒産リスクが高いです。これから投資を始める方は、倒産リスクが高い銘柄と知ったうえで投資を検討してください。
最新情報は適時開示情報でご確認ください。
目次
継続企業注記一覧
注記一覧(2023年11月28日現在)
名称 | コード | 優待内容 |
千趣会 | 8165 | 自社商品券 |
ANAP | 3189 | 自社製品割引券 |
タカキュー | 8166 | 自社商品券 |
エヌジェイホールディングス | 9421 | クオカード |
田谷 | 4679 | 自社商品券 |
サマンサタバサジャパンリミテッド | 7829 | 自社製品割引券 |
アンジェス | 4563 | 自社製品割引券 |
アルファクス・フード・システム | 3814 | 自社ホテル利用券 |
極楽湯ホールディングス | 2340 | 自社入浴券 |
ウインテスト | 6721 | 割引券 |
GFA | 8783 | グループ利用ポイント |
鉄人化計画 | 2404 | 自社利用券 |
ヴィア・ホールディングス | 7918 | 割引券 |
ワイズテーブルコーポレーション | 2798 | 自社利用券 |
アマガサ | 3070 | 自社商品 |
キムラタン | 8107 | 割引券 |
石垣食品 | 2901 | 自社商品 |
過去に株主優待が廃止された疑義注記銘柄
2022年6月28日2778パレモ・ホールディングスが業績悪化のため、クオカードを廃止。2022年8月12日3053ペッパーフードサービス業績悪化のため、いきなりステーキで利用できる食事券を廃止。
今後優待が廃止、改悪が予想される銘柄
自社割引券以外は、すべて株主優待の廃止と改悪が予想されます。特に千趣会は、株主優待内容も良く、とても人気がある銘柄です。今後業績が回復しない場合には、優待内容の改悪が予想されます。ペッパーフードサービス(いきなりステーキ)が、業績悪化のためいきなり株主優待を廃止しました。自社サービスであっても業績が悪い場合には廃止されることに注意してください。
まとめ
最新の情報は、上場企業のIRページや適時開示情報、決算短信などで確認できます。株式投資を始めたばかりの方は、決算短信の見方がわからないかもしれません。会社四季報には、「継続企業の前提に関する注記」や「継続企業の前提に重要な事象等」という言葉が使われています。これらは、会社が倒産する可能性が高いので、株主優待銘柄選び以外でも、企業分析に利用してください。
千趣会・極楽湯ホールディングス・鉄人化計画この3銘柄は、人気の株主優待です。倒産リスクを考えると、優先順位は低い銘柄だと思います。